編集部
せらび書房は今年、2011年に20年を迎えました。
旧植民地研究の雑誌「朱夏」を1991年に立ち上げ、20年に満たない間に22号まで発行することができました。その間、体験者の方々が世を去ることも多くなり、戦争や植民地の記憶はさらに遠ざかるばかりです。
私たちは非体験者ではありますが、かつての戦争と植民地の時代を理解しようと、私たちの「民間学」の方法で努力を重ね、それを世に問い、朱夏の時代を懸命に生きてきました。
そして20年。気がつけば、次の段階、「白秋」の時期となりました。
どのようなかたちとなるか。まだ手探りの状態ですが、できるかぎり歴史の貴重な事実や証言に光を当て、後世に残していくことが私たちの仕事だと任じています。
今回、その方法の1つとして「ウェブ朱夏」を立ち上げました。インターネットという新しい媒体を通じて、より広範囲に発信していきます。
どうぞよろしくお願いいたします。