外地探偵小説集 第一弾
藤田知浩 編
定価2400円+税
四六判 312頁
2003年11月発売
ISBN 4-915961-03-6
[品切]
かつて日本には〈外地〉という空間概念があった。満洲、そこは日本にとって、まさしく〈外地〉であった。多民族がひしめき合い、陰謀が渦巻く満洲を舞台にした探偵小説のアンソロジーが、ここに登場! 忘れられた外地を舞台にした、忘れられた日本の探偵小説を集めるシリーズが、今、始まる。
藤田知浩 (ふじた・ともひろ) [編者]
日本文学研究家。
グレゴリ青山 (ぐれごり・あおやま) [イラスト]
漫画家およびイラストレーター。著書に『グ印亜細亜商會』(旅行人)等がある。
大庭武年「競馬会前夜」
群司 次郎正「踊子オルガ・アルローワ事件」
城田シュレーダー「満洲秘事 天然人参譚」
崎村 雅「龍源居の殺人」
宮野叢子「満洲だより」
渡辺啓助「たちあな探検隊」
椿 八郎「カメレオン黄金虫」
島田一男「黒い旋風」
石沢英太郎「つるばあ」
毎日新聞(2004年3月28日)・書評欄・川本三郎 評
せらび書房の単行本