外地探偵小説集 第二弾
藤田知浩 編
定価2400円+税
四六判 308頁
2006年3月発売
ISBN 4-915961-05-2
[品切]
オールド上海、そこは東洋と西洋の合わさった巨大国際都市。賭博、娼婦、麻薬といった悪習がはびこり、秘密結社や秘密機関が跋扈する危険な街……。忘れられた〈外地〉を舞台とするミステリ・アンソロジー、満洲篇に続く第二弾が登場。オールド上海を舞台にした九編の探偵小説に加え、巻頭にガイドとして、編者・執筆、グレゴリ青山・イラストによる「探偵小説的上海案内」を置く。日本の探偵小説がとらえた"魔都"の正体とは!?
藤田知浩 (ふじた・ともひろ) [編者]
日本文学研究家。
グレゴリ青山 (ぐれごり・あおやま) [イラスト]
漫画家およびイラストレーター。著書に『グ印亜細亜商會』(旅行人)、『旅で会いましょう』(メディアファクトリー)、等がある。
松本 泰 「詐欺師」
米田華舡 「掠奪結婚者の死」
白須賀 六郎 「九人目の殺人」
木村荘十 「国際小説 上海」
竹村猛児 「盲腸炎の患者」
冬村 温 「赤靴をはいたリル」
戸板康二 「ヘレン・テレスの家」
南條範夫 「変貌」
生島治郎 「鉄の棺(ひつぎ)」
毎日新聞(2006年4月2日)・書評欄・川本三郎 評
読売新聞(2006年5月24日)・出版トピック
せらび書房の単行本